相場は実は秩序通りに動いています。スイングチャート買い転換価格の21,390円に対し執拗なアタックが繰り返されました。昨日は高値21,340円、本日は21,365円。でも抜けませんでした。ここまで売り上がった人は楽勝で儲かっています。
この買い煽りで狼狽買いした人は、損失が積み上がっていきます。いかにブラフに負けないか、信念を通すか、が勝負です。人間は弱い生き物なんですが。
引き続き弱気です。
片山晃氏のコメント
最近当たり屋の日経新聞記事にて。私は片山晃氏というお名前は存じ上げていませんでしたが10年で資産140億円を築いたとのことで、例のBNFさん級のカリスマ投資家ですね。
片山氏のコメント。
「日本株全体の先行きに対する見方は弱気」
「世界の中央銀行が今やっている金融緩和は人類史上、例のない規模で異常だ。それでも株価はこの水準なのだから、ここからはダウンサイドしかないと考えている」
これはジム・ロジャーズのコメント（以前掲載しました）にも近いです。素晴らしい洞察力かと思います。全く同感。
日銀が買っているETFの購入簿価が18,000円とのことですので、この水準を下回るとたぶん日銀は債務超過になると思います。これは信用不安というか、ハイーパーインフレというか、円暴落のシナリオです。株も下がるでしょう。でもインフレで国の借金は帳消しにできるので、国はこのようなシナリオを狙っているとしか思えませんね。
現在形成中の三角持ち合いは下放れると予想しています。来週週末が底。
★木曜日のシグナル（ミニ6月限）
21,310円で買って引け21,120円で売り埋め、▲190円。1月累計▲205円。2月累計+510円、3月累計+240円。7連勝中だったのですが途絶えました。
★金曜日のシグナル（ミニ6月限）
買い21,350円、売り20,900円。逆指しで売買し、大引け手仕舞いです
三角持ち合い形成中
昼は反落、夜間で反発してきています。まだ決め手が無いんですね。買う方も怖いし売る方も怖い。何度も書きますが、この2か月は、足元の悪化が続く経済指標を無視し、「これを織り込んで24,000円から19,000円まで急落したんだ。ここからは経済指標も良くなってくるので買いだよね」という考え方です。エコノミストも意見は割れています。同じ数字を見ても判断が異なるのは、将来の予想だからです。
日中米とも、思想や哲学や社会体制は全く異なりますが「株価を上げたい」という意思は共通です。どの国もリーマンショック以降、莫大な負債を積んで景気を立て直しました。その借金が減る前に再度景気が悪化しようとしています。今度崩れたら立て直す方策がありません。
現在小さな三角持ち合いを形成中です。方向感は3月下旬に向けて下ですが、いったん6月に向けてのラリーを予想します。ここからは材料待ちですね。スイングチャートの買い転換価格が21,390円まで下がってきました。ここまでは売り上がりです。
★水曜日のシグナル（ミニ6月限）
トレード無し。1月累計▲205円。2月累計+510円、3月累計+430円。
★木曜日のシグナル（ミニ6月限）
買い21,310円、売り20,810円。逆指しで売買し、大引け手仕舞いです
踏んだら終わり
更新遅くなりました。私が昨日更新した後、上がる上がる（笑）。本日寄りは21,110円を越えて寄り付き（21,230円）、寄り値を否定しないで陽線引けです。陽線逆行2本目。
今日は売り方の踏みが出たと思います。2月8日に売り込んだ後、怒涛の買いで売り方は玉砕しました。あれを見せつけられると買い戻し先行も当然です。
でも、踏んだら終わりですね。2月8日と現在では、日柄が異なります。本日の引けで戻りは終わった可能性が高いです。
★火曜日のシグナル（ミニ6月限）
21,230円で買い、引け21,330円で売り埋め、+100円。1月累計▲205円。2月累計+510円、3月累計+430円。
★水曜日のシグナル（ミニ6月限）
買い21,740円、売り20,940円。逆指しで売買し、大引け手仕舞いです
リバウンド終了かもしれない
急落時のリバウンドは、その後ほとんど戻らないか、大きく戻るかのどちらかです。2か月間理想買いで上げてきた相場です。買う人はもう買ってしまったのかもしれません。金曜日の大陰線が助かるかどうか、ということがポイントとなります。
2/8の急落時は、すぐに長陽線で翌日切り返しました（3連休明けの2/12は、20,200円寄り付きの引けは20,685円、前日比580円高）。今回は大陰線の始値21,110円を早期に奪回することが必要です。本日はそれなりに戻りましたが（陽線逆行1本目）、物足りない感じです。
★月曜日のシグナル（ミニ6月限）
トレード無し。1月累計▲205円。2月累計+510円、3月累計+330円。
★火曜日のシグナル（ミニ6月限）
3月の安値は22日か25日
毎週日曜日はトレーダーの必読書から抜き書きしていましたが、今後は研究的な内容を載せていきたいと思います。日々のブログは相場の状況や感触、システムの動きとかスイングチャートの転換価格、翌日の日計りシグナルなどが中心となります。
先週は月足で2回に渡り書きましたが、今週は日柄について。日経平均は1か月のサイクルがあり（5週サイクルとも呼ばれています）、これが強い時は1か月✗2＝2か月サイクルになります。この高値安値の位置が切り上がっているか、切り下がっているか、で相場のトレンドを判断することになります。
直近のリズムは月初高、月末安。これは10/1高値24,310円（終値）を付けてからの流れです。10/29安値21,100円、11/8高値22,435円、11/21安値21,470円、12/3高値22,570円、12/25安値19,000円です。1月初めに高値が来て1月末まで下落、という読みをしていましたが、ここはサイクルが修正されました。これはFRBの利上げ打ち止めという大きな材料により、投資資金の流れが大きく変化したためです。しかしリバウンドは日柄の限界である2か月でたぶん終了したと思いますので、3/4の21,615円を第一感高値としておきます。そうすると3月末に向けて下がる、というのが予想となります。
今回の高値が12/3の高値22,570円を上回ってくるとトレンド転換と判断できますが、さすがに無理でしょう。まずは直近安値である2/8の安値20,105円を抜けてくるかどうか、がポイントです。逆に3/4の21,615円を抜けてくると事件です。今週は戻り先行と思いますが、日々の相場を見ての強弱判断となります。ちなみに2018年は3/23に年前半の安値20,350円を付けています。相場は記念日（アニバーサリー）を重視しますので今年の安値も3/23という「予言」をしておきます（今年は23日は土曜日ですので、厳密には22日か25日）。
一旦は買う所
米国雇用統計の発表もあり、金曜日の夜間は注目していましたが、下ヒゲつけて戻ってきました。チャート的には12/25夜間安値18,840円、2/8夜間安値19,970円を結ぶサポートラインで反発しています。敬意を表して一旦は買う所です。新規買いというよりはショートカバーというイメージです（ショートを保有していれば、との前提）。
私のシステムは金曜昼間寄りでの買い埋めサインが多く点灯したので、陰線部分（日中の下げ部分）はほとんど取れませんでした。経験的には私の買い埋め価格までその後反発することが多いので、21,000円超えの戻りは想定しておきます。まだ下落トレンドは始まったばかりですので、戻りは売りましょう。経験的には思った以上に戻るか、全く戻らないかのどちらかです。
★金曜日のシグナル（ミニ6月限）
21,055円で売って、引け20,775円で買い埋め、+280円。1月累計▲205円、2月累計+510円、3月累計+330円。
★月曜日のシグナル（ミニ6月限）
