ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

機関投資家は万年強気

新聞でもHPでも何でもそうですが、機関投資家(年金や投信を運用する会社)はいつも強気です。

・足元の株価が上昇基調の場合⇒スピード調整はあるものの、年末に向けて〇〇円を目指す

・足元の株価が下落基調の場合⇒〇〇円までの下落はあるかもしれないが、年末に向けて〇〇円を目指す

常に長期的には株価は上がる予想です。何故か?それは株価が下がって喜ぶ人はいないからです。正確にいうと、空売りしている人以外は、全員上げ賛成です。投信を保有している人も、年金をもらっている人も、積立をやってる人も、株価は上がってもらわなければ困ります。厚生労働省も、年金の利回りをきちんと計算しています。実質的に破綻している年金制度ですが、表向きには繕わなければなりません。

機関投資家装置産業です。ブルンバーグでも何でも情報端末は異常に高価ですし、売買記録や投資収益率の計算など、バックアップシステムは巨大な装置です。投信が売れなければこれらの費用は賄えません。

資産運用をしているファンドマネージャーは個人的には優秀な人もいて、「ここから数カ月はきついな」とか、「今年はだめだな」という直感は働くものです、前回書きましたが、世界の金融市場を動かすのは米国金利です。その金利が上昇している時は、株式市場は動揺します。その本心を見せないで、日経新聞のコメントは万年強気。それは投資リテラシーとして、読む側は斟酌する必要があります。