ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2000年IT相場を彷彿

コロナ流動性相場というのでしょうか、景気実体には目をつぶり相場が上昇していく。2019年も強く感じたことですが、景気分析が株価動向と切り離されてしまっている、ということを強く実感します。

景気を2019年を1とすると、例えば現状は0.8としましょう。一方で流動性(マネー要因)は2019年を1とすると現状は1.5としましょう。

2019年:1(景気)☓1(マネー)=1.0

現在:0.8(景気)☓1.5(マネー)=1.2

とまあこんなイメージです。2019年の高値を超えてくる可能性は捨てきれません。

2000年のITバブル時の1999年後半から2000年初めもひどい相場でした。光通信といういかがわしい銘柄が暴騰し、私は大変苦しんだ記憶があります。ソニー株の月足見るとわかりますが、1999年1月に8,450円だったのが、12月には30,300円になりました。時価総額の大きなソニーが1年で4倍近くになりました。その後は株式分割して(1対2)、2001年12月には5,990円まで下がっています。分割考慮すると高値から1/3です。4倍になってから1/3、ひどいもんです。

うろ覚えですが、2000年問題のために事業会社に資金供給がなされ、それが株式市場に回っていたという記憶があります(検索してみましたが出てきません)。

今回も仮需で上に持ち上げられて、宴のあとは凄惨な状況になるのではないかと危惧しています。それも相場ですから仕方ないのですが、現在CLO(ローン担保証券)や中国の不良債権問題など爆弾を抱え、世界で金融をじゃぶじゃぶにしないといけない状況です。後遺症などかまっていられないのでしょう。

昨日も書きましたが半身でついていく、しかしいつでも降りられる準備はしておくべきかと思います。