ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

マーシャルのK

米国が月内にも追加の財政出動を行うようです。これは当然に株価にはプラス効果です。S&P500の株価も最近はチェックするようにしていますが、6月8日の高値とほぼ同水準にまで戻ってきています。ナスダックが既に新高値ですので、米国株は順調に上昇しています。日本株も再度戻り歩調を辿る可能性が高まってきました。

昨日書いた塚澤さんの動画を拝見しましたが、「リーマンショック以降は、株高を経済対策に結びつけている」という発言は腹落ちしました。昔から株をやっている人間は、経済効果が株高に波及するという経路を考えがちですが、株式保有が一般大衆にも普及している米国では特にその恩恵が大きいのでしょう。

マーシャルのKという有名な数値があります。GDPが1のとき、マネーサプライがその何倍あるか、ということを示すもので、金余りを代表する指数となります。米国はこの指数がうまくコントロールされており、1960年代からリーマンショックまではほぼ一定でしたが、リーマンショック以降この指数が上昇しています。金融市場がグローバルでつながっている以上、米国株が上昇すれば日本株も買われるわけですので、上記米国の財政出動による効果は日本株にも波及するものと思われます。

本当に2019年から違和感のある相場状況ですが、利益を出すことが目的である以上、割り切って付いていこうと考えています。リスク要因は為替ですね。107円台で膠着している為替がどこで動き始めるか。もちろん円高方向です。