ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2020年の総括と2021年の展望(その4)

さて本日は結論です。まず前提として以下の条件を置きます。

・景気は各種経済指標によると、2020年4月~6月に底を打って拡張期に入ったこと

・バリエーションは数期先の景気拡大を折り込み割高であること

・西暦下一桁が1の年は1990年以降は年足が陰線であること

・1990年以降、年足が110%以上上昇した次の年の上昇率は低いこと。但し2003年~2006年と、アベノミクス相場が始まった2012年~2017年は例外

・月足は、長い日柄を見るとレシスタンスライン上抜けしているが、短い日柄だとレジスタンスラインにぶつかっていること

金融緩和は新型コロナウイルスの沈静化との引き換え条件であるため、逆説的ですがワクチンが効かない間は株価は高い。今普及しつつあるワクチンの効果次第ですが、徐々に沈静化するという前提を取ると株価には悪材料です。また株価を異常に気にしていた安倍総理トランプ大統領が退任しました。

よって2021年相場は以下のように予想します。

「年初は高値持ち合い、日経平均30,000円があるとすれば前半。今回の景気拡張期は短く弱いということが予想されるため、前半のどこかで天井、年後半は下落。年足は陰線。安値はずっとレジスタンスであった24,000円。今年は軟調だが急落は無い」。

リスクシナリオは、「金融緩和が縮小して信用不安が起こること」です。私はこれは2022年中に起こり、20,000円割れを想定していますが、今年は大丈夫なんじゃないかな。また月足の関係上、私見では30,000円回復はないと予想しています。下手すると理想買いが一旦終了して下落、次に景気回復を織り込む現実買いが起こるが理想買い高値である今回高値を抜けず下落祖相場入り、というものです。