正直28,000円台って、冷静に考えると買いにくい水準です。まずバリエーションは間違いなく割高。テクニカル的にも買われすぎの水準です。では誰が買うのか。
一つはアセットアロケーション。日本株がグローバルでみてアンダーウエイトになっているので買っているグローバルの機関投資家。もう一つは、オプションや仕組債などのデルタ調整で買わされる組成会社（証券会社）。30,000円台のコールオプションが買われているようですが、相対でポジションを組んだ証券会社はコールの売りサイドですので、225が上昇すればするほどオプションはイン・ザ・マネーに近づきデルタが上昇します。このヘッジのためには先物を買わなければならない。
ここ数日は珍しく上に走りましたので、特に後者の買いが入ったのではないかと思います。こういった需給要因はすぐに剥げ落ちてしまいますので、買いが一巡すれば終わりということです。メディアにはいかにも正当化するような理由が並んでいますが、適当にあしらっておけばよいでしょう。
