ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

運用の本質2「買いにくい相場は高い」

今週は「買いにくい相場は高い」ことについて。

今の相場がそうですね。個人投資家は特に逆張りで入ることが多いので、上がっている相場には売り向かう、下がっている相場には買い向かうことが多いかと思います。相場の半分以上の期間はボックス相場なので、この逆張りで儲かることも多いかと思います。

毎日たらたらと上がっていると迫力が無いし、「こんな相場下がるだろう」と思いつい売ってしまう。しかしなかなか下がらない。押しがない相場、というのは非常に強い相場です。資金力の大きな買い手がいて、下がりそうだと売り物をさらってしまう。

私の裁量の売りの損切ポイントは22,385円でした。「こんな高いところで切ってしまう」と思っても、もうそこから200円上です。

値幅が出なくて押さない相場は買いにくいですが、覚悟を決めて乗ることが肝要です。もちろん損切ポイントは決めておきましょう。

強い!

ほとんど押し目を入れずに上がっています。勝負あった、ということです。

上昇相場の初期は、半信半疑の買い方と自信を持った売り方のがっつり勝負となります。上がったり下がったり。

中期は、現段階。上値抵抗線を抜けて、売り方は少しの押しでも買い戻しを入れるためなかなか下がりません。売り方の買い戻しが作る上昇相場です。

末期は大きな値幅が出ます。鈍感な投資家が、「実は上昇相場だったんだ」とやっと気づき、自信を持って買いを入れる段階。

値幅が出るまでは買いポジションは維持です。

抜けてきました

静かに静かに上値ブレイクです。どちらかと言えば弱気目線でしたが、プライスアクション最重視です。強気転換して臨みます。裁量の売りは22,385円で損切り、ここからは押し目買いとなります。

しかしこの動きは売りを誘いますね。ボラが出ない相場は、昨年秋のじり高もそうですが、徐々に上値を切り上げていく嫌らしい動きをします。これは23,000円なんですかね、材料は弱いものが多いのですがこのあたりが相場の不思議さです。

少数側に立つ

今日は下に放れるかと思ったのですが22,030円から急騰しました。22,000円割れは死守なんですね、なにか相場操作っぽいですが、下がると困る人がいるんでしょう。下がだめならば上とばかりに夜間は22,300円トライです。

狭いレンジで動いていますので早くどちらかに動いてほしいですね。順張りも逆張りもボラが出ないと儲からないので。

今の相場って上海指数やトルコリラの問題もあり、普通に考えれば「下」です。でも多数意見がそうだとなかなか下がらない。よく拝見するブログの方がロングで貼っていますが、このあたりは「少数側に立つ」という意味で立派な投資判断です。

煮詰まってきました

本日はメリアン変化日とのことで、どちらかに大きく動くのか興味深く見守っていましたが動かず。なんとなく上に持っていきたいような動きがある反面、引けにかけて押し込んでいく、そういう感じでした。夜間の寄り付きは昼間の引けよりも60円も高く、「???」でしたが、現在売りに押されています。ポジション全体はショートなので下がって欲しいのですが、イライラする相場です。

まあ上でも下でもシステムが反応するだけなので、予想はしないでおきましょう。今日は国立国会図書館で林知之氏の「億を稼ぐトレーダー達」を速読しました。今日初めて行ったのですが、利用者カードを発行する必要があり、30分程度時間がかかりました。また閉架式の図書館ですので本もPC上から取り寄せ依頼をする必要があり、思ったより時間がかかりました。平日にも拘わらず混んでいましたね。

本の内容はそうですね特に印象深い記述はなかったですね。もう少し技法の深掘りがあると勉強になるのですが。

運用の本質1「資金管理を行う」

日曜日は市場が空いていないので、備忘録的に運用の本質について書き連ねていきたいと思います。

運用はほとんどの人が勝てません。短期的にはラッキーがあったとしても98%程度の人は損失側。数年でも生き残っていたら(相場を貼り続けていたら)プロと言えます。私も個人の金の運用は2000年からですからもう18年になりますが、何度かふっとばして、今の運用が2012年からですからね、やっと安定してきました。

途中大勝した記憶がありますから、負けてばかりではないのですが、長期間の運用は実力そのものですので、「あれは相場が悪かった」という言い訳は通用しません。相場は空売りもできるので、下げ相場でもなんとかなりますし、下げのほうがスピードが早いので経験則では儲けやすいです。

マーケットの魔術師」という古典的名著があります。1997年頃かな、証券会社のトレーダーの方からもらって、ボロボロになるまで読みました。この本の中に、「ポジションサイズが大きすぎてふっとばされる」という記述があります。退場者が出るのは、相場の読み間違えではなく、資金管理を間違えることにあります。先物には追い証という制度がありますので、相場の方向性の読みは正しくてもポジションを持ちこたえられない、ということはあります。「最初は小さく張れ」との記述もありますが、「大きく儲けたい」という欲がポジションサイズを大きくさせ、結局破滅する、ということでしょう。相場を張るということは、実は自分の欲との戦いでもあります。

底入れはまだ

22,300円は下抜けする前のボックス圏の下限となっていたため、現在は上値抵抗として機能しています。21,800円台で買って22,300円台で売れば簡単に儲かるよ、というのが現在のコンセンサスかと思われます。さて本日は結局22,300円台を維持できなかったため、今度は下を試す番です。私はまだ底は入っていないと思っていますので、次回の21,800円台に注目です。