ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

運用の本質1「資金管理を行う」

日曜日は市場が空いていないので、備忘録的に運用の本質について書き連ねていきたいと思います。

運用はほとんどの人が勝てません。短期的にはラッキーがあったとしても98%程度の人は損失側。数年でも生き残っていたら(相場を貼り続けていたら)プロと言えます。私も個人の金の運用は2000年からですからもう18年になりますが、何度かふっとばして、今の運用が2012年からですからね、やっと安定してきました。

途中大勝した記憶がありますから、負けてばかりではないのですが、長期間の運用は実力そのものですので、「あれは相場が悪かった」という言い訳は通用しません。相場は空売りもできるので、下げ相場でもなんとかなりますし、下げのほうがスピードが早いので経験則では儲けやすいです。

マーケットの魔術師」という古典的名著があります。1997年頃かな、証券会社のトレーダーの方からもらって、ボロボロになるまで読みました。この本の中に、「ポジションサイズが大きすぎてふっとばされる」という記述があります。退場者が出るのは、相場の読み間違えではなく、資金管理を間違えることにあります。先物には追い証という制度がありますので、相場の方向性の読みは正しくてもポジションを持ちこたえられない、ということはあります。「最初は小さく張れ」との記述もありますが、「大きく儲けたい」という欲がポジションサイズを大きくさせ、結局破滅する、ということでしょう。相場を張るということは、実は自分の欲との戦いでもあります。