週足でも大陰線を出し、祭りは終了しました。まあ大相場であったかと思います。
ここからの展開ですが、まずは年内の高値は出し切ったと思います。ここはエリオット波動の立場に立つと、今回の上昇は最強の第3波なので、第4波調整の後第5波で再度高値を更新するよ、という予想になるかと思います。私はエリオット波動は詳しくないので別のブログ解説に譲りたいです。
私が今回弱気であるのは
①巷間言われている外国人投資家の買いは欧州の素人勢で、腰の入った買いとは思えないこと。
②月足の急落サイクルが控えていること。2016年11月は10月高値17,461円から16,111円まで7.7％の下落、2020年3月はコロナショックとも重なり32.2％の下落となっています。今回は直近の上昇が大きかったため要注意です。34,000円近辺まで上昇しているため10％の下落でも3,000円以上の値幅が出ます。
③米国のファンダメンタルズが弱く、中国も冴えないため世界経済をけん引する力が無いこと。米国経済が弱いのは中国経済が弱いことと同義です。
いずれにしても、世界の流動性はまだ健在ですが、金利上昇は必ず冷酒のように効いてきます。私は2024年は世界恐慌を想定しているので株式には年央以降は弱気です。ただ調整が進んでいる日本株が相対的に優位、という判断もしています。米国株売りの日本株買いが最強の投資戦略ではないかと考えています。
先週末の急落で25日移動平均線に挑戦しましたが跳ね返されました。今週もここがポイントです。いったんは買い戻しがはいり、次の波動でここも割れるのではないかと思います。週足では7月末が底値のタイミングですので、下がる時間は十分にあります。
