ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

トレーダーの必読書1「あなたも株のプロになれる」立花義正(その7)

250ページから300ページは売買実戦譜。相場で生活費を稼いでいる人がどのように売買しているのか、逆の増減のさせ方など私は大きな影響を受けました。手元に本がないと50年1月~3月のパイオニアの価格推移がわかりませんので細かな解説は省略しますが、御本人も「失敗」と書いているように、手が合っていません。それでも平均値を有利にもっていく技法はさすがです。一方で疑問なのは、この価格推移をみてなぜ弱気であったのか理解に苦しみます。スイングチャートの終値ベースを使えば、一度騙しがありますが(1月中旬)、1月28日の760円で買い転換、以下ほぼ順調に上昇しています。折れ線グラフの傾向値を見ても下値が切り上がって上値も切り上がっていますので、これは上昇トレンドと判断するはずです。この相場を売り上がり、押し目で買い戻しはしているものの買い玉を持つのはそれなりに上昇した後です。このときはその後大波が来たので結果オーライですが、人間が頭で感覚的に売買するよりも、なにか機械的なツールを使って強弱感を決めるほうが楽です。結局強弱感が当たらないと利益にならないのでは、それも広義では「当て物ではないか」と考えてしまいますね。私も毎日ブログでああだこうだと強弱感を書いていますが、売買はシステムが全て行い、ポジションの増減も行います。ただ私のシステムは私が全て生み出したものであり、そのロジックを文章にしてか書いているにすぎません。

 

業界の秘密

レオス・キャピタルワークスの上場が延期になりました。主幹事であるみずほ証券が疑義を発し、ぎりぎりの状況でストップがかかりました。藤野社長は「法令違反など無い」と反論しています。内容まではもちろんわかりませんが、上場できない(責任が持てない)と主幹事証券が判断したことは重い事実です。

どこの会社にでも、どこの業種にでも「これは言ってはいけない」という「大人のお約束」があります。マグドナルドのハンバーグに猫の肉が使われているとか、都市伝説化した噂は笑い話にすぎませんが、洒落にならないというネタはいくつもあるもの。私が所属しているIT業界にももちろんあります。

運用業界の秘密というのも根が深いものがあります。ソフトバンク上場など好例で、機関投資家にはめ込めない玉を個人にはめ込んだ。機関投資家が買わないので公開日寄り値が公募価格を割り込んだ、なんていうことは、業界に精通していれば当然に予想できる話です。それを「配当利回りが高いです」とか言って買ってもらった。もちろん個人投資家は納得して買っているわけですから詐欺ではありません。市場の状況が良ければ買えなかった他の投資家が買い付いて初値は公募価格を上回ったかもしれません。

今は無くなったと思いますが、個人投資家は以前は犠牲になる側でした。事業会社の公募とか売出しで市場に株式が出回った後に、主幹事証券会社が系列の投資顧問会社や投信に玉をはめ込む、というのも一例。投信のパフォーマンスって株式市場が上昇のときでもなぜか上昇率が低かったりする。事業会社も株価が下がると困るので、主幹事証券とぐるになって良いニュースを出す。証券会社は高い引受手数料で主幹事を獲得して玉のはめ込みを行う。

最近大手証券会社の社員がインサイダーで捕まりましたが、機関投資家の営業マンがこっそり情報を持ってきて、ファンドマネージャーが乗る、ということも、どうですかね最近はコンプライアンスもうるさくなりましたが、1990年台はあったこと思います。生保の運用担当部長がIPOで家を立てたりしたことも公然の秘密ですね。半年先まで接待ゴルフが埋まっているような状況ですから。

この辺で辞めておきましょう。個人投資家は正々堂々と実力で儲ければよろしいかと。

これは弱い

2018/3/26の20,145円を切ってきましたので、凄まじい様相を呈してきました。昨日の大陰線を肯定してきてますので、この下げは久しぶりの暴落です。2017年にようやく到達した20,000円の攻防になっていますが、1年以上持ちあったボックスを下抜けましたので、妙な水準感を持たないで勝負していきたいと思います。昨日提示した計算値19,900円で夜間はぴったりと止まりました。私のシステムもほぼショートカバーを入れていまして、そろそろ上がって欲しい局面です(ポジショントークです)。まだまだ弱気相場は始まったばかりです。私はこの局面は参院選の前後から来るものと予想していましたが、2018年の年末に口火ですね。安倍総理の苦い顔が浮かぶようです。

走る

久々に走りました。20,790円を夜間で割れた後は見事に下落しましたね。昼間の大引けは大陰線で、第一感底打ちです。たぶん一度上を試して二番底を取りに行く。ですから夜間の上昇は売りです。明日以降二番底を試すはずですので、20,200円手前で一旦利食いです。20,200円を下抜けたら、次は19,900円あたりが計算値です。それなりに下落のエネルギーを使いましたので、一回上をやらないと下には行かないと思います。

無慈悲にもソフトバンクショックについで日経225も新安値を取ってきました。相場の神様のクリスマスプレゼントがこれです。ソフトバンクは本日逆行陽線1本目。3本までは気合入れて売りましょう、と書きたいところですが、信用銘柄ではないんですね。現物やらないので大変失礼しました。

私は本日心臓バクバクするくらいのショートでしたが引けでかなり手仕舞いました。収支は最高益を更新です。ただ疲れました。相場で勝つことは、何かを失っていくのではないかとふと思いました。

ソフトバンクは空売り銘柄

今日はなんと言ってもソフトバンク上場日、私は12/13付ブログ「まさかのシナリオを考える」で「IPOを取るやつの顔を見てみたい」と言い放ちました。さて結果は・・。

1500円の公募価格に対し、寄値は1463円、終値は1282円。IPOを取った人の全てが評価損、という凄まじい結果になっています。今一番自身がある投資方針は、と聞かれたら、「ソフトバンク空売り」と答えます。1500円を回復するのはひょっとしたら私が生きている間は無いかもしれません。とにかく上がったら売り。買い戻しは1000円割れからでよいでしょう。

225先物はどうですかね、もう下に切れているのですが不思議に走らない。???。20,790円は死守しましたね、もはや防衛ラインは20,790円しかありません。ここまでは買い。本日も20,810円まで急落した後(売り仕掛けですね)、1時間で21,105円までの怒涛の戻り。下ヒゲから300円上昇は最近良く見た光景です。私はずいぶんショートがヒットしましたので、21,100円までの上昇を見て血管が切れそうになりましたが(笑)、おそるおそる見た引け値は20,925円でしたので、安堵しました。結局売り直されるんですよね、神通力も効かなくなりました。

リズムからすると一旦戻りが入るかもしれません。超短期では買い、長めでしたらゆっくり売り上がりです。

歯切れ悪く

夜間で試した21,000円は死守。手に汗握りますね。私はこの下げでも意外にロングが減らず粘っています。相場観はいつ下に切れてもおかしくないのですが、明日のSBは会社に恥をかかせるわけにはいかないのでしょう。

NYダウが9か月ぶりの安値です。日経225先物で考えると20,000円台前半です。ここから約1000円下。10/26夜間の20,790円を切ってくれば面白いでしょう、そこまでは買い下がるイメージですが、どうにも食指が動かない。流石に私も弱気です。スイングチャートの買い転換価格は21,450円ですので上昇した場合はここまで売り上がりです。

どうにも歯切れ悪くてすいません。私のシステムは20,950円以下でのショートシグナルが多いです。意外に値幅ありますね。まあ腹をくくりましょう。2018年最後の攻防間近です。

売り転換ポイント近し

まだ買いの勢力圏内ですが、かなりの窮地です。今日の昼の寄りロングは大正解でしたが、正直引けは売りたかった。ロングの利食いのシグナルが出なかったので放置したのですが、夜間の下げでやられています。

スイングチャートの売り転換ポイントが21,180円とそこまで迫ってきています。今回は損切りかな。下のサポートは20,900円くらいなのでもう少し余裕があります。

今回の戻り(12/3高値22,660円から12/10夜間安値20,875円の下げに対する戻り)はほぼ半値戻しで抑えられました。弱いですね。現在21,225円。書き足りないですが、売り転換ポイント近いのでいったん公開します。