マーケットは既にバイデン勝利を織り込んで動いているようです。薬品株の最近の動きは悪いですが（武田薬品は8月高値4,113円から足元3,504円まで15％程度の下落、中外製薬は7月高値5,845円から足元4,319円まで大きく下落）、これはバイデン氏の公約である公的医療保険の充実が製薬会社に逆風であることを織り込んでいるものです。
バイデン当選＝株安がコンセンサスでしたが、法人税引き上げや個人の所得税増税効果よりも、インフラ投資により景気刺激策が大きいとの見方に変わり、米国株も急落から大きく反転しています。昨日書いた二番天井を抜いてくると全く違う世界が見えてきます。今週もし上昇すれば一旦ロングは手仕舞い、様子見が賢明と判断しています。但し新値には付いていきましょう。お祭り騒ぎには、斜に構えずに乗らばければなりません。無節操こそトレーダーには必要な資質と思います。
