今週は週の半ばに向けて急落後底打ちを想定しています。
さて上昇相場の定義とは何か。いろいろあると思いますが、「上昇期間が下落期間より長い」というのは一つの見解かと思います。今回、キャッシュベースですと3月9日に安値24,681円、その後はほぼノンストップで3月25日の28,338円まで急騰しました。3,000円近い上昇で、買いからしか入らない投資家は欣喜雀躍したかと思います。この間11営業日。
その後上値は重くなり、28,000円台はことごとく潰されてじり安となりました。4月8日の26,764円が今のところ安値です。この間10営業日。
もし上昇相場であるならば、26,764円を底に上昇しなければなりません。なぜならば上昇期間11営業日に対し、既に下落期間は10営業日に達しています。今週も続落するようであれば、3,000円近い急騰は単なる下落相場のあや戻しにしかすぎず、右肩下がりの下落チャネルは継続してると判断せざるをえないためです。
27,000円は25日移動平均が位置し、まずはいったん止まるところですが、弱い陰線が続いています。底打ちには「長い陰線でロングの投げ」か「長い陽線で力強く上昇」が必須であり、チャートは弱いです。
日柄からは5日高値は2021年と同様ですので、昨年に照らせば21日まで下落となります。一方2020年は14日に高値をつけており、注目。また1月5日高値の65営業日目が明日11日ですので、11日は変化日と考えます。明日方向性が決まると思います。
ロングはスイングチャートの買い転換である27,230円。ショートは新安値の26,745円。26,745円はある程度自信を持って売れるポイントと思います。もちろん投資判断は自己責任にてお願いします。
