ベアマーケットでも必ず大きな反騰はあります。1990年や2008年の日本株は歴史的な暴落を演じましたが、1990年ですと10月1日~25日のは30%近い上昇、2008年ですと3月17日~6月6日に26%程度上昇しています。NYダウの直近安値は5月20日の30,635ドルですから、30%上昇すると39,000ドルになってしまいます。逆に言うとまだまだ下落幅は足りていません。
本日新聞記事に「米株は足元から最大78%の下落余地がある」との指摘が掲載されていました。米国ヘッジファンド運営者の発言のようです。金利上昇に加え、極限まで効率化されたグローバル市場で最安値の調達が可能であった資本や部材が、ブロック化によって価格が上昇し始めています。まだまだ株式市場には苦難の道が控えているとしか思えません。
しかし早期にデフレにより株式が下落し、たぶん2009年には底を打ったであろう日本株が別の道を歩むことができるのかどうかは興味深いところです。