ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2019年の日経平均予想(その2)

2019年で大きな課題は一つ、それは政府当局は最大の仕手筋であり、株価上昇を強力に望んでいる、ということです。しかも日米両方共です。安倍とトランプが仲がいいのは周知の事実ですが、株価に対する発言も多い。トランプは中間選挙を終えましたが、日本の参院選はこれから。安倍としては「もう少し株高で粘ってほしかった」というのが本音でしょう。選挙は結局経済論争なので、株安は強烈に不利です。

とうわけで、我々弱気派(皆さんはどうかわかりませんが)にとって、政府当局は最大の敵となります。向こうは国家権力なので何でもあり。再度の日銀金融緩和も当然に視野に入れていると思います。

ですから今年は下げを最後まで追いかけない、ということが肝要です。昨年冬以降、株安が鮮明になってから、「下ヒゲから急反発して300円戻った」ということが何度もありました。結局後日に再度売り込まれてしまうのですが、日計りの投資家はたまったもんじゃない。陰線の安値引けの場合、ショートは一旦手仕舞うことをオススメします。相場は永遠に続きます。また売るチャンスはやってくる。最初の勝負どころは19,000円で、政府当局はまずはここを死守ラインと考えているはずです。現在CMEは19,590円。年末の株価支えはもう崩れそうです。19,000円はいずれ突破されますが、最初は頑強に抵抗するはずです。代替わりの水準はいつも注意して見ていてください。できれば安値から200円上にストップロスを置き、ポジションを守ることも必要かと思います。

 

2019年の日経平均予想(その1)

皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。

さて年初はホロ酔い気分の中で、2019年の相場見通しを行いたいと思います。3日まで3回に分けます。個別銘柄は私は手がけませんので、どの銘柄が有力か、という議論は行いません。あくまで日経225先物の予想となります。

今日の議題は2つ。まず最重要であることは、年足陰線は1本では終わらず、過去30年の経験上は2本以上続くこと。これが今年の最大のテーマです。データを取るとわかりますが以下のような結果となっています。

★年足2本陰線:2007~2008、2010~2011

★年足3本陰線:1990~1992、1996~1998、2000~2002

2本続くよりも回数としては3年続くことが多い、というのも統計を取って初めて知る方も多いと思います。私が「下げ相場はまだ若い」と申し上げたのはそういう意味です。よって年初価格である20,000円は絶好の売り、という判断はここから来ています。我慢していれば年足陰線ですから今年12月大納会日経平均は今より低いはずです。そして昨年24,000円という突出した高値を出し、ここまで2012年から6年続いた陽線年足が途切れた、ということを前提とすると3年連続年足陰線がメインシナリオとなります。もちろん今年急落すると、来年は陽線かもしれません。2009年が好例です、2009年の前後は2年連続陰線です。急落の後は反発する可能性が残ります。

もう一つの議題は、日経新聞1月1日付けの経営者による日経平均予想です。これは抜群に面白い。元旦の新聞はほぼここしか真剣に読みません(笑)。まず事業会社の社長は株のことはよくわからない。証券会社の社長は詳しいが客は上昇を望む客ばかりなので迂闊に弱気は語れない。とすると、「今は安いが年末にかけて上昇していく」という間抜けな相場観が主流となります。今年の予想は安値で一番低いのが伊藤忠岡藤社長の18,000円。一番の高値予想は26,000円の大和証券中野社長。26,000円というのは噴飯ものですが証券会社の社長は仕方ないです。商社の社長は世界の景気が手に取るようにわかります。本当はもっと弱気だと推測していますが、正月にドン引きのような予想を出すわけにも行かないでしょうから、ある程度無難な数字を出してきたかと思います。

私の予想は、高値20,000円(1月)、安値15,800円(11月)。15,800円というのは2009年3月安値7,021円と、2018年10月高値24,448円の1/2押しです。ここまで下がるには相当の悪材料が必要ですので、夏の参院選を考えるとここまでは無いかと思いますが、1/2押しということで挙げました。

 

2018年収支は3.35倍

お約束の2万円台死守で2018年も終了。しかし15時過ぎに仕掛けのような売りが入り面白かった。買う側も焦ったんでしょうね。昨日から私のシステムは上を買い下を売りボロボロです・・・。

現在の状況は戻り売り。20,000円台はきっちりと売ってください。スイングチャートの買い転換ポイントが20,200円ですが、ここまでは上がらないと思います。20,200円までは売ってください。昨日は陰線でした。ずいぶん戻ったように思いますが、逆行陽線1本までです。

2018年の収支は証拠金が3.35倍になりました。でもブログを継続的に読まれている方はお気づきと思いますが、本当に失敗の連続です。それでも3倍以上にお金を増やせる。損切りはほとんど無駄なのですが、それでも切るときは天井でも大底でも切る。これをやっていけば、生き残れますし資産も増えていくことと思います。

2018年は大荒れの1年でした。それはリスクが高いという意味でもあれば、儲けやすい、というふうにも解釈できます。市場のセンチメントに飲み込まれずに、冷静に冷静に相場を張ってください。このブログが皆さんのトレードに対する姿勢や相場の息遣いを感じることの一助になればこんなに嬉しいことはありません。会員用のブログでもないですし、ケチくさいことは考えずに無料にて全てを公開しています。

それでは良いお年をお迎えください。年内のブログは本日にて終了、来年に入りまして2019年の相場展望を書いてみたいと思います。

20,000円台は強く売りたい

忘年会です・・・。20,000円台に乗りました。全財産を掛けて売る所(笑)。20,000円台はもう数年ないかもしれません。記念に売りたいところ。

というのは極端ですが、もう一度上を試すと思います。政府当局は年末20,000円維持が必達です。明日寄りが安ければ一旦は買いましょう。次の暴落は1月に持ち越されました。リバウンドの目標値は20,345円。来年の年足はたぶん陰線ですので、年末の水準は自信を持って売りたいですね。

 

 

 

 

 

若い下げ相場

さて昨日買われた方がいらっしゃいますでしょうか。なかなか手が出ませんよね。結果論としては正解ですが、人間業では無理だよな、ということが投資ではたびたび起こりえます。

今日の昼引け間際は酷かった。14:11に18,910円で15:15が19,390円ですからねぇ、投資家を愚弄するにも程がありますが、この世界勝ったもんがちです。これがAIのはめ込みっていうやつですかね。

リバウンド中です。本日は陽線逆行1本目。まずは売ってみるところです。逆行3本はとても戻る気がしないので、19,500円あたり、夜間現値水準も売ってみたい感触です。日経新聞が「ここが底だ」キャンペーンを開始しました。大人の事情もあるのでしょう。官邸から何か言われたのかもしれません。「PBR1倍割れは陰の極」みたいな内容ですが、そうですか?地銀なんかPBR0.3倍以下がごろごろあるわけだし、ファイナンス理論上は、将来の株主資本の毀損を織り込んでこの株価が形成されているわけで、PERの議論にしても「来期が増益」ならば確かに現状の株価水準は買えると思います。しかし来期円高襲来と世界景気後退で大幅減益かもしれないわけで、あまりにも稚拙な理論展開のような気がしますね。まあ結果が全て。まだ下げ相場は始まったばかり。「若い下げ相場」です。来年の年足も陰線だと思いますので、19,000円台は自信を持って売れる水準かと判断しています。

意外高が見れそう

忘年会シーズンです、更新遅くなりました。目標値の19,000円に到達しました。いったん買うところです。意外高が見れそうです。万人総悲観の中、買ってみてください。自己責任でお願いしますね。

臨界点を超える

CMEは現在19,600円。糸の切れた凧のように暴走し始めました、私の計算値である19,900円を切り、もうどこに行くのかわかりません。ここからは阿鼻叫喚、投げが投げを呼ぶ展開となります。ソフトバンクが2日連続買われたことからもわかるように、市場は押し目買いの雰囲気がまだ残っています。これらが投げ、新規のショートが入るまでまで時間がかかります。ドタ感ですがまだ売れると思います。新聞で割安感がどうのこうの言っていますが、それは相場を張ったことがない人間の戯言です。バリエーションは平時の相場で考えることであり、非常事態には何の役にも立ちません。正確に言うと「割安だから下がる」ということになります。

私のシステムは月曜寄りは売りのショートカバーと新規のショートが乱立します。一旦は買いますがたぶん切らされるでしょう。それがわかっていてなぜ買うか。それは相場の神様に生贄を捧げるためです。武田信玄も「10分の勝ちを下とする」と言っています。勝ち過ぎはダメなんですね。こんなことがわかるまでに20年かかりました。