ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2019年の日経平均予想(その1)

皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。

さて年初はホロ酔い気分の中で、2019年の相場見通しを行いたいと思います。3日まで3回に分けます。個別銘柄は私は手がけませんので、どの銘柄が有力か、という議論は行いません。あくまで日経225先物の予想となります。

今日の議題は2つ。まず最重要であることは、年足陰線は1本では終わらず、過去30年の経験上は2本以上続くこと。これが今年の最大のテーマです。データを取るとわかりますが以下のような結果となっています。

★年足2本陰線:2007~2008、2010~2011

★年足3本陰線:1990~1992、1996~1998、2000~2002

2本続くよりも回数としては3年続くことが多い、というのも統計を取って初めて知る方も多いと思います。私が「下げ相場はまだ若い」と申し上げたのはそういう意味です。よって年初価格である20,000円は絶好の売り、という判断はここから来ています。我慢していれば年足陰線ですから今年12月大納会日経平均は今より低いはずです。そして昨年24,000円という突出した高値を出し、ここまで2012年から6年続いた陽線年足が途切れた、ということを前提とすると3年連続年足陰線がメインシナリオとなります。もちろん今年急落すると、来年は陽線かもしれません。2009年が好例です、2009年の前後は2年連続陰線です。急落の後は反発する可能性が残ります。

もう一つの議題は、日経新聞1月1日付けの経営者による日経平均予想です。これは抜群に面白い。元旦の新聞はほぼここしか真剣に読みません(笑)。まず事業会社の社長は株のことはよくわからない。証券会社の社長は詳しいが客は上昇を望む客ばかりなので迂闊に弱気は語れない。とすると、「今は安いが年末にかけて上昇していく」という間抜けな相場観が主流となります。今年の予想は安値で一番低いのが伊藤忠岡藤社長の18,000円。一番の高値予想は26,000円の大和証券中野社長。26,000円というのは噴飯ものですが証券会社の社長は仕方ないです。商社の社長は世界の景気が手に取るようにわかります。本当はもっと弱気だと推測していますが、正月にドン引きのような予想を出すわけにも行かないでしょうから、ある程度無難な数字を出してきたかと思います。

私の予想は、高値20,000円(1月)、安値15,800円(11月)。15,800円というのは2009年3月安値7,021円と、2018年10月高値24,448円の1/2押しです。ここまで下がるには相当の悪材料が必要ですので、夏の参院選を考えるとここまでは無いかと思いますが、1/2押しということで挙げました。