ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

特別編-月足からみた日経平均-

毎週日曜日は不人気な必読書の解説(笑)ですが、「いったいこの相場はどこまで上がるのだろう」という想いの方が多いと考え、今週は特別編として月足の分析を行います。

何度も繰り返しですが、大勢の相場観は弱気です。

①年足の陰線は1990年以降の分析では最低でも2本、多い時は3本連続すること

②2018年10月に天井圏でその前数ヶ月の月足を被せる大陰線が出現したこと

今回は②を掘り下げてみます。金曜日のブログで「何となくですがそろそろ終わり」と根拠のない書き方をしましたので、その説明ともなります。

天井圏での月足の大陰線は弱気相場の号砲となります。では戻りの限界はどこまでか。「最近の日経新聞やりますね」にも少し書きましたが、実際の分析を行います。まず過去の天井圏での大陰線を抜き出してみます。

①1990年1月:その後月足の戻りは4月と5月、戻り幅は11.5%

②1996年7月:その後の月足の戻りは9月、11月の1本のみ、2本連続の戻りなし

③1997年8月:その後の月足の戻りは98年1月と2月、戻り幅は19.7%

④2000年4月:その後の月足の戻りは2001年3月と4月、戻り幅は27.3%

2001年10月と11月、戻り幅は17.8%

⑤2007年7月:その後の月足の戻りは2008年4月と5月、戻り幅は24.9%

⑥2015年8月:その後の月足の戻りは2015年10月と11月、戻り幅は18.3%

⑦2018年10月:現在進行系の戻り、1月と2月の戻り幅は14%

過去平均は19.9%ですので、今回に当てはめると22,500円。もう1,000円戻ります。

また戻りの限界は月足2本で、3本連続陽線は転換となりその後上昇しています。よって今回の分析の結論は、「22,500円まで覚悟して売り上がる、但し3月も月足陽線ならば大勢買い転換したと判断する」というものです。逆に言うと現在は何もせず、3月が終わった段階で陰線ならば順張りで売る、陽線ならば買う、というのが現実的な対処かもしれません。