その辺で売られている子供だましのようなチャート分析の本には「下ヒゲは強い証拠です」なんて平気で書いています。本当なんでしょうか?2007年以降の相場で分析してみました。300円下ヒゲ後の5日後の終値と比較しています。%は上昇率。
①2007年8月2日終値16,980円⇒5日後終値17,095円、100.7%
②2007年9月19日終値16,360円⇒5日後終値16,480円、100.7%
③2008年10月29日終値8,315円⇒5日後終値9,555円、114.9%
④2011年3月15日終値8,590円⇒5日後終値9,535円、111.0%
⑤2013年5月24日終値14,615円⇒5日後終値13,635円、93.3%
⑥2016年1月29日終値17,645円⇒5日後終値17,070円、96.7%
⑦2016年7月29日終値16,610円⇒5日後終値16,190円、97.5%
⑧2017年11月9日終値22,850円⇒5日後終値22,000円、96.3%
⑨2018年2月6日終値21,335円⇒5日後終値21,005円、98.5%
⑩2018年12月26日終値19,390円⇒5日後終値20,070円、103.5%
2007年以降10回の300円下ヒゲがありましたが、その5日後の株価はまちまち。③なんかリーマンショック後の急反発局面ですからあまり参考にならない。逆に2013年以降はほとんど100%割れ(下落)です。
下を試すということはそれなりに意味があり、「相場は二度試す」のでもう一度下に行きやい、ということは頭に入れておいてください。