ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2020年の予想(その1)

 

さて年初から弱気であった2019年は大きく予想を外れ、年間上昇率は118.2%という好成績でした。118.2%というのは、過去30年間のうち8番目の上昇率であり(トップは2013年の156.7%)、まさに大外れと言わざるを得ません。それではなぜ2019年を弱気と予想したか?

①年足の陰線は1年のみでは終わらない

②天井での大陰線(2018年10月)で勝負あった、と判断した

①については、過去年足陰線は14回出現していますが、いずれも2年または3年連続しています。よって2018年が年足陰線でしたので、2019年も陰線と予想しました。②については申し分のない弱気相場の始まりであり、実際2018年11月に弱々しくリバウンドしたものの、翌12月は▲13.1%の急落(過去360か月中ワースト9位の下落率)となり、2019年はリーマンショック以来の暴落と予想しました。

これらの予想を覆したのはそう、トランプ大統領の圧力による金利引き下げです。大統領選での再選を至上命題とするトランプ大統領により株価の急落は大きな痛手となるため、2018年12月には著名投資家からヒアリングして株価支えに手段を尽くしました。

私はこと相場においては陰謀説(ユダヤ資本とか)は全く信用しておらず、神の摂理によって人為とは無縁に動くもの、と考えていました。しかし実際2019年1月は急反発を見せ、5月にヒヤッとした場面はあったものの、その後至極順調な上昇を見せています。米国金利はすべての金融市場を動かすという定理は理解していましたが、これほど効くとは正直思っていなかった次第です。

あと見落としていたのは、米国選挙の前年は現職大統領が株価対策(景気対策)を行うため、株価のパフォーマンスは高い傾向にあります。データが存在する1992年以降4年毎に大統領選挙は行われたわけですが(過去7回、2020年入れると8回)、2019年含め5回上昇しています。これが西暦末尾の9の年の強さと相乗効果を起こして年間の上昇につながったと判断しています。長くなりましたので明日続きを書きます。