日経新聞の記事によりますと、外国人投資家が狂ったように買っているようです。個人投資家は売り向かっています。国内機関投資家は様子見。
これはこの30年間ほど続いた光景なのです。上昇初期の需給状況です。最初は外国人買い。彼らはグローバルベースの運用なので、相対的な比較感から運用資金を動かします。それは国別であったり、商品(原油とか大豆とか)であったり、通貨であったり。国内にいると日本の株式とか債券しか見えないのですが、日本株も冴えないけど米国株式よりはまし、というような理由です。
現在の外国人投資家の日本株買いの理由は、まずバリエーション(PERとか)が低い(割安)であることと、そしてたぶん米国株から資金シフトしているのではないかと邪推しています。
個人投資家は逆張りの売り。これはどこかで順張りに転じてくると思います。
一番最後に動くのが国内機関投資家。そして天井を掴みます。国内機関投資家が買い始めると、既に買っている外国人投資家が売りに回ります。
というわけで、24,000円を付けても、需給から判断されることは「未だ上昇初期」なのです。死人が出る相場つきになり始めていますね。