ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

米国経済対策は220兆円規模

さて米国の経済対策が220兆円規模と報じられました。月曜日寄り付きの225先物の反応が見ものです。塩対応なのか、今回は反応するのか?

ジム・ロジャーズという著名投資家がいます。改めて2019年10月の記事を拝見しました。「債券バブルが崩壊すれば大変なことになる。3年以内に私の人生で最悪の相場が来る」「2018年秋に日本株を全て手放した」「日本経済を破壊するアベノミクスが続き、人口減少問題を解決できない限り、この判断を変えることがないだろう」。

相変わらず鋭い考察です。

値動きを見てみましょう。1990年以降で、20日前の先物終値から20%下落したことは数えるほどしかありません。ショック安で1日だけ割り込んだが翌日から回復していった2001年9月12日(米国同時テロの翌日)のような例もあります。

一方である一定期間20%下落が続いたケースが2通りあります。

①1990年8月13日~10月1日

最初に割り込んだ日の終値26,300円から10月1日の終値20,410円まで、5,890円、22.3%の下落率。

②2008年10月8日~10月31日

最初に割り込んだ日の終値9,065円から10月1日の終値8,530円まで、535円、5.9%の下落率。

今回の暴落の特徴は、暴落の初期段階でこの20%以上の下落が生じていることです。①の場合、10月1日20,410円が1990年の最安値ですし、下げは1月から始まっていましたので、いわば最終局面での暴落です。②もリーマンショック前の高値は2007年10月11日の17,490円ですから、2008年10月は随分と日数が経過しています。

今回は1月17日のザラバで24,105円の高値をつけています。まだ2か月しか経っていません。怒涛の下げなのです。

相場は日柄。下げ相場は3年間に及びます。最初の2か月で17,000円を割れました。この先が思い遣られます。