ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

2020年の総括と2021年の展望(その1)

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まずは年足から。比較的大きな陽線で引けました。年足は過去、陰線は1年で終わることはなく、2本か3本は連続しています。これは景気のサイクルを反映していたためです。小回り3年と言いますが、1990年以降は3年前後のサイクルで陽線陰線が連続しています。

ところが2018年に陰線を付けた後の2019年も2020年も陽線でした。何が変化したのか。私は金利があまりにも低下しすぎて(金融の超緩和がなされ)、景気敏感と言われている日本株でさえも景気の影響よりも金融の影響が大きくなったと考えています。また露骨な株価操作も行われたのではないかと判断しています。

以前お示ししたTOPIXの月足を見ると、実は2018年1月高値である1901.23をまだ抜けていません(12/30終値は1804.68)。ただTOPIXも直近高値であった2019年12月の1747.2を抜けて来ましたので、上昇トレンドに入っています。逆にTOPIXチャートが物語ることは、景気サイクル上は2018年、2019年が連続年足陰線になるべきで、2020年の3月に底打ちし、上昇に転じた、と分析するほうが正しい判断であるかと思います。この見方からすると、2021年は上昇と予想する方が正しいです。