ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

ここからが勝負

2本それなりに大きな陽線が立ちましたが、昨日書いたようにこのあたりは酒田罫線の売りの急所となります。またこのブログではスイングチャート以外のシグナルは明記していませんが、信頼度の高い売サインが本日21,640円で出ています。夜間はずいぶんと上昇したのですが今現在21,530円までの安値を付けました。買い方・売り方ともに正念場です。

日経新聞が強気コメントを出し始めました。株価が下がると新聞の売り上げにも影響すると思います。株を山程買った年金もあります。日銀もETF買っています。下がったほうがいい人は玄人の売り筋のみです。天井付近ではファンダメンタルズは絶好調です。だから高値を付けるのです。このあたりは別の機会にて。

 

★明日の戦略(本日夜間含む)

スイングチャートの売サインがまだ確定していないので、売りのストップロスがありません。よって押し目買いは様子見が賢明かと思われます。順張りならば21,800円で買い。よって21,800円までは不等分割で売り上がり、21,800円でロスカットを推奨します。現値ですと、21,650円で1単位、21,700円で2単位、21,750円で3単位、大引けで仕切り、というイメージですね。自己責任でお願いします。

所詮はリバウンド

夜間で21,530円を再度抜けましたので安心。今日は月末ドレッシングも入ったのでしょうがほぼ一本調子で上昇。なんとなく安堵感漂う一日でした。

しかし10月相場はマイナス10%程度の大幅下落。これは出現する場所によって意味が異なるのですが、高値付近で出た月足の長陰線はかなりの高い確率で天井示唆です。私はシステムに従って運用していますが、裁量ならば買いは超短期、そしてゆっくりと売り上がっていく戦略をとります。

酒田の罫線を勉強された方には「逆行確率」という有名な統計をご存知でしょう。亡くなられた林輝太郎氏が普及させましたが、下げ相場での戻りは新値陽線3本目までで80%以上の確率でその後反落します。昨日・本日と2本の逆行陽線が立ちましたので、酒田を信じる方は昨日の終値で1単位売り、本日の引けで2単位または3単位売ることになります。損切りは逆行5本。

ただこれは日経225で計算された確率ではなかった(小豆だったかな)と記憶していますので、区切りの早い小豆と日経平均を同列には語らないほうが良いかもしれませんね。

手法は何でも構わないのですが、この戻りはどんなに勢いがあっても、所詮はリバウンドと冷めた目で見るべきです。22,500円を付けた頃にはいけいけになっていると思いますが。私の逆張りシステムは買いを利食って(損切りして)売りサインが出始めています。

買い転換はしたものの

ぐいぐい買っていく力感は久しぶりで、21,050円の寄りからよく21,530円まで持っていきました。まずは拍手。21,530円を買いきって、私も仕事中ながら興奮して「いけいけ」とスマホの画面にエールを送っていました(馬鹿です)。

21,570円を付けたあと、フリーフォールのように21,540円まで30円落ちて行きました。その瞬間を偶然に見ていました。その後下がる下がる。昨日夜間で21,500円から20,800円まで強烈に売り込まれているので、びくびくして買っているのでしょう。引けは21,475円ですのでよくここで止まったものです。なんにしても大陽線で底打ちらしき足が出現しました。スイングチャート買い転換です。

しかし引け値で評価益が出ない順張りのシグナルは騙しの確率も高いので喜べません。まずは早々に再度21,530円を抜けていくことが大切です。最悪、戻り終了ということもありえます。

メインシナリオは22,500円までの戻り。「完全に底打ちしたに違いない」と市場参加者が勘違いするまで上昇する、というのが第一感。

サブシナリオはこれで戻り終了、というもの。これも捨てきれません。明日以降の動きが非常に重要です。本当は引け値で21,600円を超えてくれると安心します。

 

 

抜けるか

昼間は21,470円まで。現在夜間は21,450円まで。夜間は値が飛ぶので仕掛けてくるかな。もし今日の昼まで、21,400円で1枚、21,450円で2枚不等分割で売り上がっていたら、引値21,100円で1,000円幅の利益になります。いかに逆張りの不等分割が有利か、ということがわかるかと思います。しかし実行できる人はほんの僅かでしょう。

ここはストップロスまでの幅が小さいので売ってみたいところです。ただ21,530円を付けて反落する可能性ももちろんあるので自己責任でお願いします。

運用の本質9「順張りは精神的に楽だが一工夫必要」

順張りで有名なのはリチャード・ドンチャンの「ドンチャン・ルール」です。40日高値(安値)で買い(売り)、20日安値(高値)で仕切る、という非常に単純な順張りモデルです。私は1990年からバックテストしてみましたが、1990年~2015年のシャープレシオが0.409です。機能はしていますが、ぜひ使いたい、というモデルではありません。ちなみに現在のポジションは売りで、21,335円で売っていますので、相当に天井から下がらないと売りが出ません。でもこの鈍感さがドンチャンルールの魅力です。

この期間を半分にしたものがこれも有名なタートルズです。リチャード・デニスが育成したトレーダー達が主に用いた手法です。私もバックテストしていますが、多少アレンジしていますがシャープレシオは0.285とこちらも冴えません。順張りは上がっているところを買い、下がっているところを売るので精神的に楽なのですが買値が高い(売値が安い)ので利益を出すのが大変です。

私のシステム全体は順張りを多めにしていますが、「利食い」という逆張りの概念を入れることにより、勝率や平均収益を向上させています。ただ利食いをしたあともう一度トレンドが出ると「仕切らなきゃよかった」という後悔が生まれますが、「利食い千人力」「利食って破産したやつはいない」と辛抱も大切です。

 

リバウンド近し

21,000円割れの攻防は夜間も行われましたが、大きな下ヒゲをつけて戻ってきました。そろそろ売り飽き気分も出そうで、短期的にはリバウンドを検討するタイミングです。下値ターゲットは20,500円ですが、少し足りないですが夜間ザラ場で20,790円を付け、こちらもリバウンドの要件を満たしてきています。本当は終値で21,000円を割れて、「もうだめだー」という投げが出ると一番いいんですがね。相場の残酷なところは、自分が投げた後図ったようにリバウンドすることです。ですから投げさせられる前に自分で切ることが本当に大切です。

24,480円高値から昨日安値20,790円の半値戻しが22,635円。初戻りは経験上思ったより戻ります。そう、「実は上げ相場なんだ」と皆さんが勘違いする程度に戻ると思います。

よくあることを書きますと、「自分が投げた⇒戻り始める⇒戻り売りをする⇒踏み上げられる⇒ドテンして買う⇒下がり始める」この悪循環(ちゃぶつくと言います)を避けるためには、きちんとストップロスを置いてポジション管理することに尽きると思います。

★来週の戦略

直感的にはリバウンド近いと思いますが、まずは売りから。スイングチャート買い転換の21,530円までは不等分割で売り上がります。21,530円を付けたら損切してドテン買う、というイメージとなります。ただリバンド近い、という相場観からすると、月曜寄りからいきなり売るのではなく、極力21,530円に近づいてから売ったほうが損切りの場合の損失が少なくて済みます。資金に余裕のある方は、そろそろスイングの買い。私の逆張りシステムもそれなりの買玉を保有しています(すごい評価損です)。そろそろ上がってくれると嬉しいですね。

買い転換は21,530円

21,000円は割らせないぞという買いが入ってきていますが、22,000円台の攻防をやったのはつい今週初めです。24,000円を付けてからの急落時と同様の感想ですが、押しつぶすような売り方はしばらく経験がありません。それだけ暴力的な売りが殺到しており、関門を次々に突破しています。政府当局としてもGPIFに山程株式を買わせており、この株安は相当に神経を使っているものと思われます。消費税延長するんじゃないのかなあ。

★来週の戦略

昨日夜間で売った21,575円は本日昼の終値21,235円で決済、利益340円。わかりやすい売りでした。一本しか戻らないところが現在の売りの強さを物語っています。買いはとてもじゃないけど入れません。なおスイングチャートの買い転換が21,530円まで下がってきたのでトレードはしやすくなりました。ここまで売り上がって、21,530円でロスカットするイメージです。