ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

トレーダーの必読書1「あなたも株のプロになれる」立花義正(その4)

150ページから200ページまではソニー(当時は東通工)と日本電気の2銘柄のサヤ取りから日本電気に絞ったこと、順張り(立花氏の言葉を借りると追っかけ売買)を厳しく禁じていることが主旨です。

順張りは確かにシミュレーション上も不利で、以前にドンチャン・ルールについて説明しました(10/28付ブログをお読みください)。大きな相場は取れるものの、ボックス圏ではやられっぱなしで、多分継続することは精神的に不可能と思います。特に専業の方は生活がかかっているので、ますます無理。私は順張りは利食いを入れることにより、シャープレシオを維持しています。純粋には順張りのみのシステムも運用していますが、種類は少ないです。

ただ逆張りのみのシステムというのもこれまた継続が大変です。何度も例に出します昨年9月から12月までのたらたらした上げは、私の相場理論を大きく覆しました。この時はシステム全体がショートのままポジションを維持していたので、本当に辛い毎日でした。現在運用している逆張りシステムは、順張りで損切りを入れるようにしています。

あと重要な記述は、「ポジションの区切りを付ける」ということです、立花氏は何度もポジションを0にしてリセットしています。また「下手な人の売買は玉が動かないのが特徴」と書いています。私はシステムが自動的にポジションを調節しますが、裁量で張る人は、評価損を抱えたポジションを引きずらないで一旦損切すると、精神的に落ち着いて相場を客観的に見ることができます。人間は弱いもので、どうしてもポジションに引きずられます。逆行5%とか、500円でもいいですが、機械的手仕舞いすることを奨励します。