ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

シナリオ整理します

ファンダメンタルズはどうか。第1四半期の決算発表が終わりましたが、微減益といったところ。為替の予想が現在の為替レートと比較して若干円安であるため下方修正リスクはあるものの、特に売り込むような状況ではありません。日経平均は高値24,500円から既に20%調整しています。実はファンダメンタルズからはここから下がる要素は少ないのです。

テクニカルはどうか。昨日書きましたように長期から短期まで下向きです。こちらは戻り売りを示唆しています。

ではなぜ弱気なのか。それは「リーマンショック級(ひょっとしたらそれ以上)の金融恐慌」を予想しているためです。10年前のリーマンショックから立ち直るため世界各国は財政政策と金融政策をフルに活用して金融恐慌から脱出しました。本当は好況のうちに金利を引き上げ増税して財政を立て直すべきでした。ところが経済の構造が変化して、好況は全ての国民に豊かさを提供するものではなくなった。日本でも不動産とITくらいでしょうか、好況を享受したのは。この10年間ほど、好況の意識が少ない景気回復は珍しいと思います。

よって金利を引き上げることは難しかったし、常に何らかの社会政策が必要であった。それは政権を維持するために。そのため国として政府として次の恐慌に対する蓄えは殆どない状況です。そして世界中は債務が急膨張しています。

米国の株価は明らかにバブルと思います。それも数年単位ではなく100年単位です。トランプ大統領は、米国を没落させるために神が人間界に派遣してきました。本人は「アメリカナンバーワン」と唱えているにもかかわらずです。

数々の経済障壁を惹起させて、米国は没落へと向かう。その時の米国株の暴落インパクトは次の金融恐慌を引き起こすには十分すぎると思います。エヴァンゲリオン風に申し上げるならば、リーマンショックセカンドインパクト、そして来るであろう次の恐慌はサードインパクトです。