ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

大局観

月足で10%以上の下落を達成した翌月のパフォーマンスは、1990年以降ですと▲2.0%です。しかしこれは2008年10月の▲32.9%という極端に悪い数字が含まれているためで、これを除くと▲0.7%。10%以上というのはそれなりに大きな下落ですので、下げのエネルギーはいったんは放出された形です。年初から3か月かけて約20%下落していますので、ここからはもみ合いか反転を予想すべきでしょう。

後世では「コロナウイルスによる暴落」という記憶がされるとは思いますが、無視してはならないのは原油の急落です。これだけでも大きな下落の起爆剤であり、コロナウイルスが発症していなくてもこちらの材料のみでバブルは弾けたと思います。コロナ+原油急落のダブルで悪材料が噴出したために、今回のような世界的な暴落につながったものと判断しています。

大局観では、4月の半ばにだめ押しを入れて比較的大きな中間反騰を予想しています。2万円回復もありかと思います。この時は「再度24,000円奪回」のようなお目出度いセンチメントになっているかと思いますが、たぶん買い方は最後の逃げ場。年央に向けて別の悪材料を織り込む形での急落が待っていると思います。

別の悪材料とは、「コロナウイルスの変異による再度の感染拡大」か、「国または企業の債務不履行による信用不安が金融危機に飛び火」を予想しています。