ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

米国衰退の運命

CMEは現在23,595円。ぶっ飛んでいますね。

さてトランプが勝つのではないか、との予測です。それはなぜか?

米国が落ち目であることは誰の目にも明白です。超大国から普通の国へ。それは世界の警察という立場を降りた、ということからもわかります。この凋落はいつから始まったのか。私は2001年の9月11日であると思っています。外国から攻撃されたことがない国のワールドトレードセンターに、ハイジャックされた旅客機が衝突した大惨事です。

米国といえば、基軸通貨国、世界最大の軍事能力を持つ、世界最大のGDP国です。しかしやりすぎた。調子に乗ったというか。日本には原爆を投下し、ベトナムでは国を焼き払い、世界の金融を牛耳った。1990年代の日本の株式市場は未成熟であり、米国金融機関が持ち込んだ裁定取引により巨額の利益を上げました。この中で日本の金融機関は弱体化していきました。日本の半導体産業が衰退したのは1986年7月に締結された日米半導体協定がきっかけであることは言うまでもないことです。

やりたい放題、しかし覇権国は永遠ではない。それは「神の摂理」ではないかと思います。現在中国との死闘を繰り返していますが、間違いなく10年後は中国が台頭して世界ナンバーワンとなっているはずです。これは人口動態による推定です。しかし中国は一人っ子政策のため覇権は長続きせず、次はインド、という順番でしょうか。

そしてトランプは「米国の衰退を加速させるため地上に派遣」された。中国に対する貿易戦争はたぶん中国を覚醒させ、逆転時期を早めることになるでしょう。私は中国に対して人権問題をはじめとして良い印象を持っていませんが、私情とは何の関係もなく、中国の台頭はもはや止められない。

とすると、トランプは米国衰退という使命を達成するためにもう4年間大統領を務めるはずだ、というのが推測です。