ねこちゃん旦那のトレード日記

日々のトレーディングと相場観につき書き連ねます

バブルとは

バブルという命名は1700年代の「南海泡沫事件」を由来としています。南海株式会社は1年の間に10倍の株価を付けた後暴落してもとの株価に戻りました。

今の相場がバブルなのかどうなのか、という特集は記事でも掲載され、「プロ」と言われる投資家も混じっての議論となっています。若干斜に構えた意見を申しあげると、株価上昇によって利益を得る陣営は「バブルではない」と言い、そうでない側は「バブルだ」と言う。明確な定義がないため、そうなります。

株価上昇がメリットとなるのは、国・個人投資家機関投資家。そもそも株価が下がったほうが儲かるというのは特殊な人種です。一般的には大政翼賛会的に上げ賛成となります。

バブル相場とはすばりバリエーションが高めに買われること。2010年代の225の平均予想PERが15倍とすると、現在の23倍は明確に割高です。私は現在の相場はバブルだと思っています。PERが上昇するのは、先高を期待するために早く買おうという心理が働くためです。

ただバブル相場が厄介なのは、もっと割高に買われることが続くことで、基本的に崩壊は誰にも予想できません。ただ2月16日付け「状況証拠現れる」で書きましたように、転換点では奇妙な事象が起こります。いままで弱気であった人が急に強気になったり、現在を正当化する理屈をこねたり。ちらほらとその現象が起こり始めました。頭の良いと言われている人に見られます。学者とか、エコノミストとか。

メディアの論調が弱気になってきたので、まだ底割れは無いと思いますが、押しの限界は一段目が29,685円、死守ラインが28,965円となります(数字似ていますね)。