波乱の一週間が終わりました。下にブレイクしたことは間違いないのですが、何しろ取っ掛かりがありません。日々の感触を確かめながらトレード、ということになります。春の地方統一選挙とか夏の参院選が控えているため、政府当局はあれこれ株価維持策を取ってくると思いますので、またこれがややこしくなります。下げたほうがいい、と思う人はほとんどいないので売り方にとっては通常よりも気を使うトレードになるでしょう。
シナリオを再度整理します。このブログを長い間読まれている方は共通認識かと思いますが、私も時々揺れますので（苦笑）、もう一度書いてみたいと思います。
★2019年通年の相場観
年足は陰線。最終ターゲットは16,000円台。これは業績悪化でここまで下がるのではなく、現在全く相場に織り込まれていない金融不安によるものになります。バランスシート調整ってやつですね。逆に言えば絶好の買い場が来ます。
★もう少し短期の相場観
年前半は選挙もあり、売り込みにくいところ。もちろん上記の突発的な材料が出れば別。2008年と同様、夏以降に急落のイメージ。5週サイクルにより、売り相場と買い相場が交互にやってきますが、今年は急落の年ですので、売りの方が買いの時よりも値幅が大きく日数も長くなるはずです。1月は比較的長い戻り相場でした。2月は下げのサイクル。
★短期の相場観
20,000円は維持したいはずなので、20,000円に接近したら要注意。日銀砲による下支えも出てくるでしょう。裁量で張る方は、20,000円近辺はいったん買い戻し、20,000円を終値で死守できないようであれば売り直しです。マーケットはいったん売り方は壊滅したはず（あくまで先物）ですので、上は重く、下は軽いはずです。戻りはきっちりと売りましょう。スイングチャートの買い転換は20,960円ですので現状役に立ちません。
