上値の予想って基本的には荒唐無稽なのですが、敢えて考えてみました。まず現状把握から。1949年5月から保有している月足データの分析となります。
★月足の観点
11月始値は23,110.74円(日経平均現物)。金曜日終値は26,644.71円です。上昇率は13.26%。これは過去859か月中9位。但し上位は1950年代が3つ、1949年代が1つ含まれ、正直比較になりません。1980年以降においては5位となります。ちなみに1980年以降の1位は急上昇した1990年10月の20.06%。それにしても約100か月に1回程度の上昇率ですので、8年に1回程度かな、それに今ぶち当たっているわけです。
そして注目は、月足上昇率のその後3か月の終値モメンタムですが、1980年以降の10回の平均値は100.1%、最高が1988年1月の116.0%。ここから26,600円☓1.16=30,856円までの上昇を見込めます。1990年10月時は92.5%。
★3か月モメンタム
3か月前の終値比較です。これは121.8%。これは856月中の26位。これも古い時代のものが多く、1980年以降ですと13位。2009年5月のリーマン・ショック後とか、2013年1月のアベノミクス相場の初期が上位に並びます。
★6か月モメンタム
こちらは平凡な数字で、853月中の115位。
以上の観点からの結論は「月足の上昇率は非常に大きく、3か月モメンタムも26位と直近の上昇率は歴史的にもかなり上位に位置する。月足から分析すると、今後3か月の上値は横ばいである。」ということかと思います。明日はずばり切り込みます。